水圧調整で節水−目次
水道管の水圧が高いと同じ時間で出る水の量が多くなり、必然的に無駄になる水の量も増えます。水圧を調整する事で無駄に流れる水の量を減らしましょう。
メインバルブで水圧調整
節約効果:★★★★
水圧は、住んでいる地域によって違います。水道の水は各地域ごとに設置された貯水タンクより供給されています。そのため貯水タンクと高低差がある集落は水圧が高くなります。水道の蛇口を開いた時に「水圧が強い」場合はメインバルブで水圧を下げておきましょう。
通常メインバルブは、「水道メーターボックス」の中かその付近にあります。これを適度に閉めることで家中の水圧が弱くすることができます。「水道メーターボックス」には、「止水栓」「量水器」等と表記されています。
ワンポイントアドバイス |
マンションやアパートの水道メーターボックスは、玄関付近か別のメーターボックススペースにあります。他人の家のボックスと間違えないよう注意してください。 |
サブバルブで水圧調整
節約効果:★★★★
サブバルブとは、洗面台や「ながし」などの器具に取り付けられた止水栓のことです。これらサブバルブが取り付けられた器具は、器具ごとに水圧を調整することが出来ます。
例:洗面台
下の収納棚を空けると、奥の方にバルブがあります。これを適度に締めると水圧が弱くなります。洗面台の用途は手や顔を洗うだけなので、水圧が強い必要はありません。かなりの減圧しても特に不便と感じることはないでしょう。
時計回りに手で閉めます。![]() |
時計回りにドライバーで閉めます。![]() |
※バルブが古い場合は注意 |
バルブが古いと、表面が錆び付いて回らないことがあります。無理にまわすと壊れる可能性がありますので、ある程度力を加えても締まらない時はあきらめて下さい。 どうしても締めたい人は自己責任でお願いします。 |
節水ゴマで水圧調整
節約効果:★★★
水道の蛇口(カラン)の中に入っているコマのようなパッキンは、俗に節水ゴマ(節水コマ)と言われる節水タイプのパッキンと交換することができます。節水ゴマは自治区によって水道局で無料いただける事があるそうです。配布されていない地域でもホームセンターへ行けば購入できます。交換は工具さえあればそれほど難しくはありません。
※節水ゴマについて詳しくは節水ゴマを参照。
ワンポイントアドバイス |
水道の蛇口(カラン)のタイプによっては、節水ゴマへの交換ができないことがあります。海外の水栓器具、新しい型のカラン、その他複雑な形状のカラン等は、節水ゴマへの取替えが出来ません。 |
小便器の水圧調整
節約効果:★★★★
男性用の単体小便器は、「フラッシュバルブ」という特殊な止水装置が付いています。これはボタンを押すとワンタッチで、洗浄→止水を行うというもで、洗浄の時間を調整することが出来ます。
方法は簡単で、止水上部に調度マイナスドライバーで締められる位のクボミがあります。これを閉めこむと洗浄時間が短くなります。クボミが2つあるものは、一方が洗浄時間、もう一方が水量を調整するものです。
